アブサンと同じ位私を心地よくさせてくれるもの、それは葉巻の存在だ。
一生懸命仕事をした後、
色々煮詰まってストレスがかかっている時、
それら全てから解放された時、
葉巻は、アブサンと同じようにどんな時も私に寄り添って、
幸せのまどろみの中へと深く、深く、連れて行ってくれる。
そんな大好きなアブサンと葉巻の組み合わせ方を、私はずっと模索していた。
個性が強いアブサンを、どうにかして葉巻に合わせていくスタイルになるのだが、
これがなかなか難しい。
アブサンの持つハーブ感や甘さと、葉巻の持つスパイシー感やチョコレートの様な穏やかさは決して相性が悪いはずではないのに、
今までバシッとハマった手応えを得られていないのだ。
そんな話をシガーバーのマスターとしていると、
アブサンはそもそも植物由来の油分があるアルコール。
その植物由来の油分がもしかしたら鍵になっているのでは?
という流れになった。
お肉料理には葉巻は最高にハマるのに、油分の性質の違いでこうも難しくなるのかぁ。。
でも、全く相性が悪い訳では無いはず。
互いの共通点を手がかりにして、アブサンと葉巻の私的ベストカップルを探す旅に出ようと思う。
シガーバーで吸った葉巻と、アブサンの紹介をしながらその組み合わせをみていく。
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【CIGAR】
Cohiba siglo ⅴ(コイーバ シグロ 5)
普段私は、食事前で軽く1本吸うときはHOYOを吸うことが多い。
今回はそれよりも少しボリュームがあるものをください、と言って出していただいた。
クリーミーで、まろやか、非常にスムース。
最後まで美味しく吸える。
【ABSINTHE】
earthquake with tonic water(アースクエイク トニック割り)
アブサン(ペルノー)
ペルノの甘さとバーボンの甘さ×ジンの辛さ、そしてトニックを足すことで全てのスパイシーさに絶妙な統一感がうまれる。
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うん!悪くないぞー!
カクテルの甘さとシガーのクリーミーさがバランス的にちょうどいい感じ。
ccさくらの「さくら×小狼」カップルの様に、まだお互いの良さに気がつかない内から、なんか可愛らしくて初々しいやりとりをみている気分。
アブサンと葉巻の可能性はまだまだ十分にある。
もっともっと世界を広げていきたい。