アブサン研究室 -La Vie en Wormwood-

アブサン愛飲家が、アブサンの魅力を語るブログです。アブサンが飲めるバーで実際に飲んだ感想やアブサンが印象的な映画などについて掲載します。

【飲み比べ】Artemisia Clandestine クランディスティーヌ 現行品 vs 2010,2011限定ボトル

クランディスティーヌインテンスを堪能した後、

「もしこちらもご興味あれば、、、」と棚から出していただいたのが

 

グレープスピリッツベースのクランディスティーヌ!!

 

通常はビーツがベーススピリッツらしいのだけど、2010年2011年のクランディスティーヌは特別にグレープスピリッツでつくられたそうだぞ。

 

というわけで、現行品の飲み比べをさせてもらいました!

 

少し話はそれますが、、、

ブランシュタイプのクランディスティーヌに対して、ヴェールタイプにアンジェリークがあったのですが、

こちらはそれぞれクランディスティーヌ ブランシュ、クランディスティーヌ ヴェールという名称に変わりました。2021年あたりから、使用するベーススピリッツのビーツを変えたようです。

 

▼現行品のレビューはこちらを参考に。▼

absinthe.hatenablog.jp

 

そして、いよいよグレープスピリッツのアブサンへ

 

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香り

鼻を近づけなくとも広がる豊かな香り。

おわぁ、、、、

奥行きがあって、厚みのある香りなのにしつこくない。薄くて綺麗なレイヤーを何層にもかけたような感じ。

グレープスピリッツの力をバシバシ感じる。

 

葡萄由来の甘味

優しくて骨格あるけど柔らかな甘味

後味もベタつくことなくスッキリ

舌の上に乗ったすぐから味が広がる

度数は53% 現行品と同じだけど、年数が経っているためかアルコール感が少し落ちつていているように感じた。

 

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加水

これまで飲んできたアブサンのおよそほとんどは、

「加水した方が好き」もしくは「加水しない方が好き」、、、と好みは割とはっきりしていたのだけど、こちらのアブサンに関しては

どちらも最高に美味しい〜!!!!!!!!

まろやかだけど土台はしっかり。

ただお水を入れただけなのに、素晴らしいカクテルを飲んでいるかのような完成度。

んーーーー、ここ最近飲んだアブサンの中で一番感動しちゃったかも。

偉大なる葡萄の力を再確認。参りました。

 

素晴らしいアブサンのご紹介をありがとうございました^^