アブサン研究室 -La Vie en Wormwood-

アブサン愛飲家が、アブサンの魅力を語るブログです。アブサンが飲めるバーで実際に飲んだ感想やアブサンが印象的な映画などについて掲載します。

【バーで注文する際の参考に!】アブサンを種類分けしてみた

たくさんの国や地域で作られているアブサンを大まかにタイプ分けしてみよう。
味の見当がつきやすく、バーで注文するときも伝わりやすかったりする。
基本的には作り方によって大きくタイプが別れているのだが、アブサンてどうやって作るの?という方はまずこちらからご覧ください。
 
 

Verte(ヴェール)

ほんのり黄色や緑色なのがついているものはこのタイプ。蒸留原液に再びハーブなどを浸漬させて味わいや色を調節している。

Maceration法で作られたアブサン

手に入れやすい価格で、苦味と力強い個性的な味わいが多い。お好みで角砂糖を入れても良し。オススメはヴェルサントやグランドアブサン。トニック割りやジュースで割るのも良し。気軽に楽しめる。

Distilled&Maceration法で作られたアブサン

華やかな香りと複雑で奥行きのある味わい。苦味の後にくる優しい余韻がたまらない。私はこのタイプのアブサンが好み。オススメ銘柄はヴューポンタルリエマンサンだ。

Blanche(ブランシュ)

Distilled法で作られた無色透明なアブサン。アルコール度数やハーブ構成も様々。基本的にどの銘柄もハイレベル。手軽に購入できる銘柄でヴェルサントラブランシェがオススメ。伝統的なドリップスタイルでゆらゆら白濁していく様子を楽しんでもらいたい。

La Bleue(ラ ブルー)

無色透明のアブサンで度数が低めのスイスの密造酒タイプ。スイスブルーとも言われる。アブサン禁止時代のスタイルを引き継ぐ、甘くて洗練されたアブサンだ。砂糖は使用せずドリップスタイルでBlancheとは異なる青白く白濁していく様子を楽しんで味わってほしい。このタイプのLouche が私はとても好き。数滴の水でヒュンと妖精が現れるようだ。「はーい、お呼びかしら?!」と言っているような。オススメはキュプラー。アルテミジアの作るアブサンもオススメ。

その他

ハーブエッセンスや人工着色料甘味料を添加されて作られたアブサンをその他としてまとめた。ドライでケミカルな色と味わい。価格も安価。本格的なアブサンとはなんとも言えないが、コーラ、オレンジジュース、トニックなどで割ってカクテルとして楽しむのもまた良き。