ほんの数年前は私も知らなかった。パーリンカというお酒。
ここ一年でSNSや雑誌等メディアへの露出が増えたので、ご存知の方も多いかもしれない。
パーリンカとは、ハンガリーで作られる果物を原料とするブランデーのこと。プラムや洋梨、りんご、アプリコット等をふんだんに使用して作られる。
そんなパーリンカを、日本で、、、いや世界で唯一専門に扱っているバーが今回ご紹介するBar Pálinka(バー パーリンカ)だ。
しっとりとした大人の雰囲気漂う神楽坂。BARパーリンカがあるこの場所は、昔神楽坂芸者衆達の置屋があったエリアだそうだ。
螺旋階段をクルクル上がっていくと共に、私のワクワクも螺旋状に立ち上がっていく。
店内の計算し尽くされたデザインに驚く。店内は照明を落としているが、バックバーやグラスがとても美しく映える様な照明へのこだわり。
スケルトンのスツールにも驚いた。背もたれの高さはあまり無いのだが、座ってみるとお尻と腰がストンと落ち着く。。お酒をゆっくり飲んでも、体が疲れない椅子というのは結構ポイントが高い。
実は来店したこの日は、まん延防止措置期間中だった為に残念ながらアルコール提供はしていなかった。。。
の、だが!!!
今回の私のお目当てはアブサンかき氷。
カウンターでかき氷機を使用し、目の前でショリショリ氷を削るのだ。
そしてアブサンを使用したシロップをかけて、シャクシャクといただく!
見てください、、、この美しさ、、、
バカラの器に入ったかき氷、なんて贅沢!!
練乳との相性も最高。すっきりしたかき氷に練乳のとろりんとした甘さが良い。
ゆっくり溶ける氷と混ぜながら、アブサンを食べる。
そして何が良いかって、フレッシュなニガヨモギ が手に入る時期だったこと。
爽快で突き抜ける圧倒的な苦味を味わいながら、暑い夏を吹き飛ばした訳なのだ。
この時期だけの豊かな香りを沢山クンクンさせてもらった。
マスターはなんとヨモギアレルギーをお持ちとのことで、、、時たまムズムズさせながら作ってくださった。感謝。
パーリンカはこの日は飲めなかったが、「飲む香水」だと感じた。香りが良くて、自分から良い匂いが出ているのではないか?と勘違いしてしまいたくなるほど。
マスターも博識でお話がとても面白い。抽象的なものを具体的にお話してくださるので、少しややこしいお酒の話も噛み砕いてくれる。
カクテルも、他のブランデーも、リキュールももちろんアブサンも美味しく楽しくいただける素敵なバー。予約必須!!
Bar Pálinka
【住所】
東京都新宿区神楽坂3-6-63 佐藤ビル2F
【営業時間】
営業時間は都の要請によって変更になる場合がありますのでお確かめくださいませ。
16:00〜01:00 火・第3月休
※状況に応じて営業時間が変更になります。