アブサン研究室 -La Vie en Wormwood-

アブサン愛飲家が、アブサンの魅力を語るブログです。アブサンが飲めるバーで実際に飲んだ感想やアブサンが印象的な映画などについて掲載します。

【アブサン紹介】Cousin Jeune(クザンジューン )

名前 Cousin Jeune(クザンジューン )

原産国  フランス

製造場 Emile Pernot

アルコール度数 65%

容量 700ml

 

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外観

【加水前】無色透明

【加水後】白濁 透明感のある白濁色。なんだか涼しげていいねぇ。

 

香り

【加水前】バニラ、フローラル感 奥にやわらかいスパイス感

【加水後】ミント、加水前に比べて清涼感のある香り

 

淡い薄ピンクの香りが、お水と合わさる事によって青空のような水色になった時の香りとでもいうのでしょうかね。

色を嗅覚で表現するって意味不明かもしれないのですが、よくやってしまいます。伝わる方に届いて、、、笑

 

味わい

【加水前】香り同様、フローラル感のある味わい。バニラビーンズ入ったバニラアイスが似合う味。

【加水後】

あわわ〜、、、気持ちいいぃ。

ラムネ、カルピスサワーのような香りと清涼感。

炭酸は入ってないのに、後味の爽やかだ。

もっと気温が高くなって、蝉の声が聴こえてきて、、夏全開の時にまた飲みたくなるなぁ。もちろんソーダで割って飲みたい。

クリーンな透明感ある香りと味わい

ポカリのコマーシャルを思い出すようなキュンとする味というのかな。

スーッとする、気持ちのいい味。

 

そんな感じで浸りながら、チャームで出していただいたナッツをポリポリ

あら、おつまみとナッツのオイリーさとあうねぇ!!

シンプルに塩胡椒だけのヒレステーキとかも食べたくなる。

なんとも夏のバーベキューやキャンプにぴったりなアブサンだわね。

お腹の空くお酒、大好き

 

総合評価

最近はどうも仕事終わりに一杯飲んで帰るという元気がなかった。

平日の明るい時間からこうして一人でのんびりアブサンを飲むのはいつぶりだっけ、、、

店内の照明がいつしか電気から蝋燭の炎へ。ゆらめく火を眺めているうちに、バーのミラクルラビリンス的な空間も相まって、時間の感覚がよくわからなくなってきた。実にアブサンらしい状況とでも言えるかもしれない。

グラスに口を近づけて、透明な液体を含む。軟口蓋硬口蓋をほわっと広げて口の中に空洞を作り出す。

アブサンの香りを口内でほくほくと、楽しむ。

 

この間食べた日本料理を思い出した。

私が会席料理の中で1番楽しみにしているのがお椀物。

料理人の技術とこだわり、そして食材のもつ特徴がクリアな出汁となって目の前に現れる。引き算の美学。

蓋をあけると湯気が立ちあがる。出汁と具材の香りが混ざり、湯気となって心地よく嗅覚を刺激する。

この香りだけでお酒が飲みたいと、思う。

香りを大切にしている。

私がアブサンを楽しむ感覚と似ている。

 

楽しかった記憶がすぐに引っ張り出されるね。

焚き火をした時の音も、薪の色も香りも、風の冷たさも、夜空の星の美しさも、寝袋のあたたかさも。アブサンの香りを纏っていた時の素敵な記憶がよみがえる。

▼こちらのお店でいただきました▼

【アブサン×BAR訪問】Cafe&Bar THE MAD HATTER(カフェ アンド バー ザ マッド ハッター) - アブサン研究室 -La Vie en Wormwood-