アブサン研究室 -La Vie en Wormwood-

アブサン愛飲家が、アブサンの魅力を語るブログです。アブサンが飲めるバーで実際に飲んだ感想やアブサンが印象的な映画などについて掲載します。

【アブサン紹介】草根木皮 MITOSAYA (soukonmokuhi With Produce from BenFiddich Farm)

名前  草根木皮 MITOSAYA

原産国 日本 千葉県

製造場  MITOSAYA 薬草園蒸留所

アルコール度数 56%

容量 500ml

 

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外観

【加水前】ボトルと同じ、美しい透明色

【加水後】。。。??変化なし!?

 

香り

【加水前】

アニスの甘い香りとニガヨモギの爽やかな香り

【加水後】

だいぶ落ち着いてきた。。というか、フェードアウト。??

 

味わい

【加水前】

口当たりピリピリ。ニガヨモギの苦さはしっかり感じるけど、とてもお上品でクリーンな清涼感、さすがmitosayaさん!!

気持ちの良い涼しい風が吹くような感じ。梅雨明けの茹だるような暑い日に飲むのはいいね。

【加水後】

香りの時に感じた感覚と同じ。ちょっと控えめになったかしら。

 

余韻

余韻は加水前もそこまで長くはないかも。

 

総合評価

加水後は香り、味、余韻などなど、グッと抑えめになっておりました。

舌触りは少し滑らかになったような気がする。

mitosayaさんのつくるビューティフルなお酒はそのまま飲んでこそだと思っておりますので、こちらのアブサンに関しては加水せず是非ストレートでゆっくり味わってもらいたい!!

 

で、こちらのアブサンですがBar Benfiddichの鹿山博康さんと共同開発の、mitosaya初のアブサンなのです。使用されているニガヨモギ、フェンネルは鹿山さんの畑で収穫されたもので、収穫後すぐに千葉にあるmitosaya蒸留所に運び入れできるだけフレッシュな状態で作られたそうです!!フェンネルに関しては、フェンネルの種に(フェンネルシード)油分がたっぷり含まれるタイミングを待っての収穫との事。

原料のアルコールはライススピリッツ。スッキリした後味は米由来だから、、、?

ニガヨモギとそのほかのハーブをそれぞれ別々に蒸留し、その後2つをバッティングするという製造方法だそうです。

そしてアクセントとしてプラムブランデーを足す。

Mitosaya薬草園はブランデーの免許にて蒸留所なので法律上製品に10%ブランデーを加えなくてはならないようです。

最後に加水してアルコール度数を調整して完成!

 

こちらのアブサンはフランスでひらかれたAbsinthiades 2019に出品された一本でございますよ。 日本人で初めてアブサン品評会に出品された鹿山さん。日本アブサン界のレジェンドですね。。。開催されているフランスアブサンの聖地ポンタルリエでは街全体でこのアブサンイベントを盛り上げており、この品評会で評価されることはアブサン界の名誉あることのようです。

鹿山さんのブログ、アブサンの詳しい製造方法や品評会に向けての想い、当日の様子などが楽しいお写真と共に綴られておりますので、ぜひご覧になってみてください^^

ameblo.jp

 

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absinthe.hatenablog.jp