名前 AKAYANE アブサン クスシキ (アカヤネ アブサン クスシキ)
原産国 日本 鹿児島
製造場 佐多宗二商店
アルコール度数 55%
容量 500ml
外観
【加水前】イエローがかったグリーン
【加水後】ゆるゆる〜っと白濁
香り
【加水前】ニガヨモギの香り結構ノリノリ
【加水後】・・・!?随分おとなしくなったわね
味わい
【加水前】焼酎で漬け込むってこういう事なのかしら。スッキリ。気持ちの良い清々しい感じ。
【加水後】口当たりが柔らかくなって、さながら焼酎水割りのよう。美味しい!!!
余韻
焼酎の後のような清涼感
まとめ
こちらのAKAYANE アブサン クスシキ(私が今回飲んだのは2020)はニガヨモギの他、山椒、生姜、スターアニス、昆布、桜、梅、黒ゴマなど45種類のスパイス、ハーブ、柑橘を使用しているそうだ。日本らしいエッセンスたっぷりのアブサン。南薩摩の地の恵(水や空気、土など)をたっぷり使用してギュッとしたエッセンスなわけすねぇ。焼酎「晴耕雨読」「不ニ才」を生み出している佐多宗二商店さんのアブサンです。
「クスシキ」(奇しき)には「不思議な」「神秘的な」という意味があるだそうですよ。アブサンにぴったり。ちなみに、医者は古語だと「くすし」(薬師、医師)
アブサンって私の中で「やーっぱり加水せずそのまんまの方が美味しいよなぁー」という結論になってしまいがちなのだけど、このアカヤネ クスシキ アブサンに関しては「加水めちゃくちゃ美味しい!!むしろこれで飲んでいたい」と感じた。食中酒としても全然ありかもしれない。そのくらい柔らかくて綺麗なアブサン!また出会ったら水割りで飲みたい。
そして、これまで「アブサンにお砂糖入れるなんて邪道、、、」と思っていたけど、お砂糖入れると味がまとまって美味しいアブサンにも出会ってしまった。またゆっくり出逢いについて書きたい。今までの概念をまるっと変えてしまうような出会いだった。
いろんなアブサンが世に生み出されるし、流行りのお酒や飲み方も時代とともに移ろいゆく。私も毎日細胞が生まれ変わって新しい自分になるし、いろんな情報に触れてその都度取捨選択、記憶に留めておきたくても忘れてしまうこともある。お酒の飲み方だけに限った話ではないけど、出会うものにはなるべく寛大でありたいなぁ。