気温もグングンあがり、日中太陽が顔を出す時間も日に日に増えてきた。
ワームウッド(ニガヨモギ)の種まきをしたのは3月の終わりで、その日は春だというのにどんより厚い雲とひんやりした風が流れ、肌寒い天候だったのを思い出した。
アブサンに欠かせない「ニガヨモギ」とは?? - アブサン研究室 -Absinphile-
あれから、およそ3か月。
プランターのワムウ(ワームウッド)たちはこんなに大きく育った。
▼前回までの栽培記録はこちら▼
ワームウッド(ニガヨモギ)育成日記 part.1【決意の種まき編】 - アブサン研究室 -Absinphile-
ワームウッド(ニガヨモギ)育成日記 part.2【夜明けの発芽編】 - アブサン研究室 -Absinphile-
高さは大きいもので30センチはあるだろう。茎も太くなり、しっかりしてきた。
もうワッサワサ。
実は、成長具合が2個のプランターで全然ちがうのだ。
初めは奥側のプランターの方が目が出るのが早く成長も早かった。
一方手前側のプランターはなかなか芽が出ず、これ、、、死んだ?と頭によぎったほどだ。
しかし日が経つにつれて2つの成長具合は徐々に変化。
日照時間が多くなるにつれて、手前の成長が遅れていたワムウ達が一気に芽を出し、そして急激に成長し始めたのだ。
奥側のプランターは成長している芽はたくさんあれど、あまりにも芽が出すぎてプランターが窮屈そう。そのせいか何なのか、成長がゆっくりになってきたのだ。
お水は毎日あげているし、太陽の当たり具合はどちらもそれほど変わらない。
もし異なる点があるとすればあとは風の通り具合、外からでは見えない土の中の根の様子、、、。
プランター内が明かにモサモサしすぎているので、間引きをすることにした。
間引きというのは、沢山生えた芽の中から生命力の強い物を選んで、それ以外のものは土から引き抜く作業のことだ。
新芽同士の根の絡まりや密集を防いで病気を防ぎ、発育を促す事。
念のため、ワームウッドを育てている方に相談したところ、「自然淘汰されてワームウッドの株が適正数になるので間引きは必要ないよ」と言われた。
自然淘汰!?すごい。人間が手を加えなくてもこの子達は勝手に競争して強いものは生き残りそうで無いものは枯れ、土となり、勝者の養分となって吸われていくのだ、、、。
ひえ、、、
今。私の目の前にある、この数十センチのみどりたちは、今生き残りをかけて壮絶な戦いを日夜繰り広げているのだ。
生きるか死ぬか、しかない。
まさに、「ジョジョの奇妙な冒険 Part.2 戦闘潮流」でのワムウとジョセフの闘いを思い出す。。
話が逸れた。。。
自然淘汰されるとは言え、せっかくプランター2つで栽培しているので、片方は自然淘汰、もう片方は間引きという変化をつけてみる。
なるべく根っこを傷つけない様にしてシャベルで土ごと掘り起こし、、、
チビプランターに移し替える。
可愛いね。
プランターの方はだいぶスッキリした。
それでもまだまだわさわさしているけど。
せっかくなので、このチビワムウ達を友人知人に分けることにした。
ワームウッド栽培仲間を増やす!
新しい主のところでも幸せになるのだよ。
与えられた土地で精一杯生きるのだよ。
とお別れを告げ、私はチビワムウ達を袋に入れ、それを求める友人の元へと向かった。。。
梅雨時期の合間をぬってのカンカン照り太陽の恵みをもらって、ワムウたちは一気に成長する。これから成長期に突入するのだ。
このプランターでどこまで成長してくれるか楽しみ。
▼次回、わたし、心が折れます、、、▼
ワームウッド育成日記 part.4【絶滅寸前!この命を守れ編】 - アブサン研究室 -Absinphile-