アブサン研究室 -La Vie en Wormwood-

アブサン愛飲家が、アブサンの魅力を語るブログです。アブサンが飲めるバーで実際に飲んだ感想やアブサンが印象的な映画などについて掲載します。

【アブサン紹介 番外編】ノンアルコールジンNEMA0.00%アブサン

20代、30代の半数以上がお酒をほとんど飲まない近年、お酒が苦手な人、飲めない人でもカクテルを楽しめる「モクテル」ブームがやってきた。ノンアルコール飲料のブームはまだまだ止まらない。世界中の関心は高まる一方。
 
そうした中、横浜にある「Cocktail Bar Nemanja(ネマニャ)」の店主北条氏がプロデュースした、日本初のノンアルコールジン「NEMA(ネマ)」が登場!!『NEMA』はセルビア語で「無い」というを意味をあらわしている。つまりアルコール「無し」という商品名なのだ。
 
なんとそのシリーズから、ニガヨモギを使用した「ノンアルコールジン NEMA アブサン」が発売された。
書くとややこしいのだけど、「アブサン風味のジン」ってこと。
 
 
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保存料、人工香料、そしてアルコールもゼロ!!
 
自然のもので作られた
完全アルコールフリーウォーター!
 
 
 
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見た目はまるで水。
サラサラでクリア。
蒸留に使われる水は八ヶ岳山麓の湧き水を汲み取って使ってるそうだ。
 
 
香りはとても心地いい!植物園だとか、アロママッサージ店を思い出す。。
 
10種のボタニカル(スターアニス、フェンネル、ニガヨモギ、バラ、ミント、セージ、ローズマリー、カルダモン、ジュニパーベリー)が使用されおり、それぞれ別々に蒸留してからバランスみて合わせている様だ。とっても手間がかかってるね。。
 
使用されているニガヨモギは、スイスやフランスなどで作られているアブサンに使用される「アルテミシア アブサンチウム」は使用されず、「アルテミシア ポンティカ(ローマン ワームウッド)」と「アルテミシア ルドビシアナ(シルバーキング ワームウッド)」の2種類だ。
 
プロデュースした北条氏曰く、ルドビシアナは綺麗な香りが長く広がり、ノンアルコールアブサンのベースにしたいと考えた程だそうだ。
ただ、これだけではイメージとするものから離れてしまい、茎に独特な強い香りを持つポンティカと合わせて2種類蒸留をした時苦味がなく綺麗な仕上がりだったようだ。
 
 
香りのアクセントには長野県諏訪にあるアサオカローズが育てた無農薬のオーバーナイトセンセーションというバラを使用。
こちらの農園、3世代60年に渡って薔薇を栽培し続けているのだが、自然環境や薔薇に対する愛情とこだわりがとにかくとにかく深い。。
 
 
 
お水の様にそのままゴクゴク飲むと少し重たい。
 
お酒を飲むように少しずつ、ゆっくり。
 
薔薇の華やかさと、、この爽快感はミントかな。
 
 
後味はローズマリーをより感じた。カルダモンのスパイシーさもある。
 
 
素晴らしい香りを生かすため、ソーダ割ももちろん良いし、料理に合わせるなら紅茶、緑茶で割っても良い。
 
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私は今回、冷緑茶割にしてみた。
NEMAアブサンの持つスパイシーさと緑茶の渋みが心地よく合わさってる。
 
塩焼きしたお魚のワタの部分と合わせたいね。
今時期なら鮎とかも合いそうだ。
 
スパイス効いたカレーにも合うかも。