アブサン研究室 -La Vie en Wormwood-

アブサン愛飲家が、アブサンの魅力を語るブログです。アブサンが飲めるバーで実際に飲んだ感想やアブサンが印象的な映画などについて掲載します。

【薬草酒】Jägermeister(イエーガーマイスター)

最近すっかり他の薬草酒にもハマってしまってます。
自宅でもウンダーベルグを飲もうと、定期的に箱買いするようになってしまいました。
養命酒感覚でクイっとやってます。
結構飲んだ日のシメにクイっとやりますと、それはもう翌日は二日酔い知らずですし、お通じの調子も良いのです。(個人的感想です笑)
 
▼ウンダーベルグはこちら▼ 
 
そして、また色々薬草酒を試しているのですが、本日ご紹介するのはウンダーベルグと同じドイツのお酒、
その名をJägermeister(イエーガーマイスター)と言います。
聞いた事ある人、飲んだことある人多いと思います。
 
f:id:okamisan11:20201008191219j:image
 
どこでつくられてる?
イエーガーマイスターはドイツのヴォルフェンビュッテルで作られているお酒。
1878年に設立された、マスト イエーガーマイスター社で製造、販売されています。
創立者はウィルヘルム・マスト氏。
元々はワインの卸売りビジネスとビネガー工場を主体とした企業だったそうです。
マスト氏の息子が1934年にイエーガーマイスターのレシピを考案し、今日に至るまでそのレシピは変わっておりません
 
どんなハーブを使用してる?つくり方は?
使用しているハーブやスパイスの種類は、なんと56種類
厳選な基準をクリアした材料を、なんと約5週間もの間浸漬。それを濾過し、ジャーマンオークカスクで1年ほど寝かせます。
その後、キャラメルや軟水などを追加し、イエーガーマイスターは完成するのです。
結構手間暇かかってたんですね!
お手頃価格で飲めるので、「あらぁ〜、、、なんだか良いのかしら」なんて思ってしまいますが、遠慮なく、そしてありがたくいただいております。
 
スターアニスやシナモンの甘さ、
オレンジの苦さやフルーティーさ、
生姜のスパイシーさ、
そして、クローブやカルダモンのアロマティックなどがぎゅっと濃縮されたイエーガーマイスター。
口の中で宝探しをするように、ハーブやスパイス達を探すのは楽しいですよね。
 
どうやって飲む?
1960年からヨーロッパを中心に販売し始めたそうで、日本を含むアジアには1996年から販売されているそうです。
クラブやパーティーでは、テキーラのショット!!!というイメージでしたが、最近はイエーガーマイスターのショットも流行っている様です。ボトルやグラスを冷凍庫でキンキンに冷やしてキュッと飲む「コールドショット」という飲み方で飲むみたい。試験管をグラスに見立てたり、、、氷でできたグラスで飲んだり、、、。
私は、そのままストレートで飲むことが多いです。寝る前にお湯で割ったりするのも超おすすめ。ハーブの香りがたって心地よいですよ。あとは他の薬草酒と同じ様にジュースで割ったり。。。甘みがしっかりあるので、ホットミルクに入れると美味しいです〜!
 
イエーガーマイスターの名前、そして鹿マークの由来は?
Jägermeisterを直訳すると、Jäger(猟師)meister(主人)となり『狩りの達人』という意味になっておりますが、ブランド名の由来の起源は7世紀まで遡ります。。。
 
昔ウベルトゥスという猟師がおり、彼は動物を殺すことに全く抵抗のない人物だったそうです。安息日でさえ、彼は銃を持って狩りをしに森へ出かけるほどでした。
ある日曜日(安息日)、またその日もウベルトゥスは狩りに行きましたが、森の中で巨大な鹿に出会うのです。その鹿は、立派な角を持ち、光を浴びて白く浮かび上がっているようでした。ウベルトゥスはその鹿を神からのお告げであると信じ、その後逝去するまで神に仕えこれまでの罪を償ったそうです。
時は流れ、彼のこの話は広がり、センナ ウベルトゥスの伝説として崇められてきました。
 
イエーガーマイスターのボトルにも鹿の絵が描かれています。
クラブでショットをクッとやって、酔ってワイワイ馬鹿騒ぎもたまにいは良いけど、マナーや周りへの配慮を持って飲酒し、紳士淑女の心でありましょうね。と言われている様な気がしてなりません。。